まだ外は明るいのにもう眠ろうとしている
地球が狂っているせいで
光が私から真夜中を奪った
真夜中は好き
シンとしていて
冷たくて
空気が澄んでる
誰もいなくて
星が見えて
私が主人公だということを思い出せる
あの子の圧倒的な才能を見せつけられて
私は言葉を吐くことさえできなくなって
随分遠くまで逃げてきたものだ
ここまで来る途中で拾った
自分らしさのカケラみたいなものは
この先の人生で役に立つのだろうか
少しは自分を好きになれた気がしたけど
あれは夢だったのかな